受賞結果とノミネートの一覧

ドラマ部門
リミテッド・シリーズ部門
テレビ映画部門
コメディ部門


ドラマ部門

作品賞
主演男優賞主演女優賞
助演男優賞助演女優賞

部門 受賞 ノミネート
ドラマ作品賞 「ザ・クラウン」

(第4期、Netflix)

ザ・クラウン

シーズン4で初めての作品賞を果たした。過去の3つのシーズンは、いずれもノミネート(2017年、2018年、2020年)にとどまっていた。女優・男優の4部門も全て制覇し、さらに監督賞、脚本賞まで獲り、圧勝となった。

現役の英エリザベス女王を主人公に、王室の歴史をドラマ仕立てで描くシリーズ。2016年にスタートした。英国史上最長の在位期間(70年)を誇る女王とその一族。さらに、時々の政治リーダーも交えて、深い人間劇が展開される。

今回のシーズン4では、ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚が大きな題材となった。 「鉄の女」と呼ばれたサッチャー首相も、面白おかしく描かれている。

シーズン4は「シリーズ最高傑作」とも言われ、批評家の評価を集計するロッテン・トマトでも「95%」という高スコアを獲得した。過去の3シーズンを上回る高評価となった。

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  • 「ザ・ボーイズ」
    (第2期、Amazon)
    ※アクション大作。堕落したヒーローに立ち向かうアウトロー集団「ザ・ボーイズ」を描く。 ザ・ボーイズはヒーローたちの腐敗を暴き、対決する地下組織。 痛快な反ヒーロー物語である。米Amazonオリジナルドラマ史上、最高視聴回数を記録した。
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  • 「ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路」
    (シーズン1、HBO)
    ※小説家H・P・ラヴクラフト(1890年~1937年)の物語を愛する黒人青年が主人公。 ラヴクラフトは、怪奇・幻想文学の作家で、SFホラーマニアに絶大な人気を博している。
    1950年代のアメリカを舞台に、主人公が旅の道中で出会う白人至上主義者(レイシスト)やモンスターを描く。 モンスターがもたらす恐怖と、現代の黒人差別の恐怖を重ねあわせている。
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  • 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
    (シーズン4、Hulu)
    ※暗黒の未来を描くシリーズ。管理社会で自由を奪われた女性が強く生き抜く。シーズン1が、2017年エミー賞で作品賞や主演女優賞など8部門を制覇した。
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  • 「THIS IS US/ディス・イズ​・アス」
      (シーズン5、NBC)
    ※同じ日に生まれた3人の男女と、その父母をめぐる群像劇。36歳の誕生日から始まり、1年ごとに軌跡をつづる。 シーズン5で、3人は40歳の誕生日を迎えた。コロナの影響を受け、環境も大きく変化する。
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  • 「マンダロリアン」
    (シーズン2、ディズニー)
    ※SF映画「スター・ウォーズ」シリーズで初の実写テレビドラマ。往年のファンの多くを納得させた力作となった。映画の「エピソード6」の結末の5年後が舞台。
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     宇多丸と高橋ヨシキの解説【ネタバレ有】→

  • 「ブリジャートン家」
    (シーズン1、Netflix)
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  • 「Pose/ポーズ」
     (シーズン3、FX)
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 ※歴代のドラマ作品賞→
主演男優賞:ドラマ部門 ジョシュ・オコナー

「ザ・クラウン」

※チャールズ皇太子役

 作品一覧→

 ※歴代の主演男優賞→
主演女優賞:ドラマ部門 オリビア・コールマン

「ザ・クラウン」

※エリザベス女王役

 作品一覧→

 ※歴代の主演女優賞→
助演男優賞:ドラマ部門 トビアス・メンジーズ

「ザ・クラウン」

※エリザベス女王の夫役

 作品一覧→
  • マイケル・ケネス・ウィリアムズ
    「ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路」
     作品一覧→

  • ブラッドリー・ウィットフォード
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • O・T・ファグベンル
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • マックス・ミンゲラ
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • ジャンカルロ・エスポジート
    「マンダロリアン」
     作品一覧→

  • ジョン・リスゴー
    「ペリー・メイスン」
     作品一覧→

  • クリス・サリヴァン
    「THIS IS US/ディス・イズ​・アス」
     作品一覧→

 ※歴代の助演男優賞→
助演女優賞:ドラマ部門 ジリアン・アンダーソン

「ザ・クラウン」

※サッチャー首相役

 作品一覧→
  • ヘレナ・ボナム・カーター
    「ザ・クラウン」
    ※エリザベス女王の妹役
     作品一覧→

  • エメラルド・フェネ
    「ザ・クラウン」
    ※カミラ役。映画監督として「プロミシング・ヤング・ウーマン」で大ブレイク。
     作品一覧→

  • サミラ・ワイリー
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • アン・ダウド
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • イボンヌ・ストラホフスキー
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • マデリン・ブルーワー
    「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
     作品一覧→

  • アーンジャニュー・エリス
    「ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路」
     作品一覧→

 ※歴代の助演女優賞→

リミテッド・シリーズ部門

作品賞
主演男優賞主演女優賞
助演男優賞助演女優賞

部門 受賞 ノミネート
リミテッド・シリーズ作品賞 「クイーンズ・ギャンビット」

 (Netflix)

クイーンズ・ギャンビット

 予告編→

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※身寄りのない天才少女が主人公。男性優位のチェスの世界で奮闘する。ネットフリックのランキングで、全国60か国で1位になった。
  • 「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」
    (HBO)
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  • 「地下鉄道~自由への旅路~」
    (Amazon)
    ※奴隷制度下のアメリカ南部を舞台に、自由を求めて必死に生きる黒人女性の旅路を描く。「地下鉄道」とは、もともと奴隷黒人の逃亡を手助けする人たちを指す隠語だった。しかし、本作では、地下鉄道が実際に存在したというファンタジー的な設定になっている。原作は、ピューリッツァー賞受賞小説。アカデミー賞映画「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督。制作会社もムーンライトと同じく、ブラッド・ピット率いる「プランB」が担当した。黒人に対する残酷な差別をあぶりだす。
     予告編→
     動画配信(字幕版/Amazon)→
     町山智浩のラジオ解説→
     シネコトのレビュー→

  • 「ワンダヴィジョン」
    (ディズニー)
     予告編→
    ※アメコミ映画「アベンジャーズ」シリーズの続編。 衝撃の結末を迎えた超大作「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)から3週間後の世界を描いた。
    ディズニーの動画配信チャンネルで2021年1月15日から世界同時公開された。 全9話で構成されている。
    主人公は2名。 1人は、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)で戦死した機械人間ヴィジョン。 もう1人は、アベンジャーズの一員である女性ワンダ・マキシモフ。 映画と同様、エリザベス・オルセンとポール・ベタニーが演じている。
    主役2人は普通の夫婦として暮らしている。 超能力を隠そうと一生懸命になっている。 1960年代アメリカの懐かしい映像表現や衣装が話題になった。

  • 「I May Destroy You」
    (HBO)
     予告編(英語)→

 ※歴代のリミテッド・シリーズ作品賞→
主演男優賞:リミテッド&テレビ映画部門 ユアン・マクレガー

「ホルストン」

 作品一覧→
  • ポール・ベタニー
    「ワンダヴィジョン」
     作品一覧→

  • ヒュー・グラント
    「フレイザー家の秘密」
     作品一覧→

  • レスリー・オドム・​Jr
    「ハミルトン」
     作品一覧→

  • リン=マニュエル・ミランダ
    「ハミルトン」

 ※歴代の受賞者→
主演女優賞:リミテッド&テレビ映画部門 ケイト・ウィンスレット

「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」

 作品一覧→
  • アニャ・テイラー=ジョイ
    「クイーンズ・ギャンビット」
     作品一覧→

  • ミカエラ・コール
    「I May Destroy You」

  • シンシア・エリボ
    「Genius:Aretha(ジーニアス:アレサ)」
     作品一覧→

  • エリザベス・オルセン
    「ワンダヴィジョン」
     作品一覧→

 ※歴代の受賞者→
助演男優賞:リミテッド&テレビ映画部門 エヴァン・ピーターズ

「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」

 作品一覧→
助演女優賞:リミテッド&テレビ映画部門 ジュリアンヌ・ニコルソン

「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」

 作品一覧→
  • キャスリン・ハーン
    「ワンダヴィジョン」
     作品一覧→

  • モーゼス・イングラム
    「クイーンズ・ギャンビット」
    ※孤児院の友人役

  • フィリッパ・スー
    「ハミルトン」
     作品一覧→

  • レネー・エリース・ゴールズベリー
    「ハミルトン」
     作品一覧→

  • ジーン・スマート
    「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」
     作品一覧→

テレビ映画部門

部門 受賞 ノミネート
テレビ映画作品賞 「ドリー・パートンのクリスマス・オン・ザ・スクエア」

 (Netflix)

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コメディ部門

作品賞
主演男優賞主演女優賞
助演男優賞助演女優賞

部門 受賞 ノミネート
コメディ作品賞 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」

 (シーズン1、アップル)

 予告編→

テッド・ラッソ

※サッカーを知らないサッカー監督の物語。 主人公テッド・ラッソは、米国のアメフトのコーチから、英国サッカーチームの監督に転身した。 サッカーの知識はほぼゼロ。しかし、持ち前の話術と前向きな人生観で、弱小チームの強化を図る。 米国と英国の文化的な違いも、面白おかしく描いている。
主演はジェイソン・サダイキス。企画・製作総指揮・脚本も自ら務めた。超人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の一員である。
  • 「コブラ会」
    (シーズン3、Netflix)
     予告編(シーズン3)→
     動画配信(Netflix)→
    ※1980年代に一世を風靡した青春映画「ベスト・キッド」の34年後を描く。 今回の主人公は、映画版で悪役少年だったジョニー・ロレンス(ウィリアム・ザブカ)。 彼は、高校生の空手大会で正義役ダニエル(ラルフ・マッチオ)に負けて以来、落ちぶれた人生を送ってきた。 定職もなく、酒に溺れる日々。 それが、近所のいじめられっ子に空手を教えることになったのをきっかけに、 かつて自分が空手を習った道場「コブラ会」を復活させる。 負け犬人生からの脱却を図るチャンスが到来したのだ。 しかしそこに、起業家として成功を果たしたダニエルが登場。 因縁のライバル関係が再燃する。 そして、2人それぞれの子供や弟子たちが青春群像劇を展開する。
    シーズン1,2は、幅広い世代に熱狂的な支持を得た。 満を持して始まったシーズン3では、 ダニエルが映画版「2」以来久しぶりに師匠ミヤギの故郷・沖縄を再び訪れる。 また、最初の映画でヒロインだった美女アリも登場する。

  • 「エミリー、パリへ行く」
     (シーズン1、Netflix)
     予告編→

  • 「コミンスキー・メソッド」
      (シーズン3、Netflix)
     予告編(英語、シーズン3)→
     動画配信(Netflix)→

  • 「フライト・アテンダント」
     (シーズン1、HBO Max)
     予告編→
     動画配信(U-NEXT)→

  • 「Hacks」
    (シーズン1、HBO Max)
     予告編(英語)→

  • 「ブラッキッシュ」
    (シーズン8、ABC)
     予告編→

  • 「Pen15」
     (シーズン2、Hulu)
     予告編(英語)→

 ※歴代のコメディ作品賞→
主演男優賞:コメディ部門 ジェイソン・サダイキス

「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」

 作品一覧→
  • マイケル・ダグラス
    「コミンスキー・メソッド」
     作品一覧→

  • アンソニー・アンダーソン
    「ブラッキッシュ」
     作品一覧→

  • ウィリアム・H・メイシー
    「シェイムレス 俺たちに恥はない」
     作品一覧→

  • キーナン・トンプソン
    「キーナン」
     作品一覧→

 ※歴代の主演男優賞→
主演女優賞:コメディ部門 ジーン・スマート

「Hacks」

 作品一覧→

 ※歴代の主演女優賞→
助演男優賞:コメディ部門 ブレット・ゴールドスタイン

「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」

 インタビュー(動画)→
  • キーナン・トンプソン
    「サタデー・ナイト・ライブ」
     作品一覧→

  • ボウエン・ヤン
    「サタデー・ナイト・ライブ」

  • ブレンダン・ハント
    「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」

  • ニック・モハメッド
    「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
     作品一覧→

  • ジェレミー・スウィフト
    「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」

  • カール・クレモンズ・ホプキンズ
    「Hacks」

  • ポール・ライザー
    「コミンスキー・メソッド」
     作品一覧→

 ※歴代の助演男優賞→
助演女優賞:コメディ部門 ハンナ・ワディンガム

「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」

 作品一覧→

 インタビュー(動画)→
  • ハンナ・アインバインダー
    「Hacks」
     トーク番組(動画)→

  • ジュノー・テンプル
    「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
     作品一覧→

  • ケイト・マッキノン
    「サタデー・ナイト・ライブ」
     作品一覧→

  • セシリー・ストロング
    「サタデー・ナイト・ライブ」

  • エイディ・ブライアント
    「サタデー・ナイト・ライブ」
     作品一覧→

  • ロージー・ペレス
    「フライト・アテンダント」
     作品一覧→

 ※歴代の助演女優賞→

2021年エミー賞の選考・発表・放送の日程

2021年のエミー賞は、9月20日に発表されました。

日時 スケジュール
選考対象となる作品の放送日 2020年6月1日~2021年5月末
ノミネート発表 【日本時間】
2021年7月14日(水)0時30分

【現地時間(米西海岸の夏時間)】
2021年7月13日(火)8時30分
マイナー部門や技術部門の受賞者発表 2021年9月中旬
授賞式(結果発表) 【日本時間】
2021年9月20日(月、祝日)9時~12時

【現地時間(米西海岸の夏時間)】
2021年9月19日(日)17時~20時

ノミネートから漏れた作品・人物

ノミネートを期待されていたものの、エミー賞のノミネートから漏れた作品・人物の一覧です。

ドラマ作品賞

リミテッド・シリーズ作品賞

主演男優賞(リミテッド・テレビ映画部門)

助演男優賞(リミテッド・テレビ映画部門)

  • ビル・キャンプ
    「クイーンズ・ギャンビット」
    ※孤児院でチェスを教える用務員役
     作品一覧→
  • ジョン・ボイエガ
    「Small Axe」
     作品一覧→

助演女優賞(リミテッド・テレビ映画部門)

  • マリエル・ヘラー
    「クイーンズ・ギャンビット」
    ※主人公の母親役
     作品一覧→

コメディ作品賞