エミー賞の2023年(授賞式2024年1月開催)の受賞一覧です。第75回。
部門 | 受賞者 | 詳細 |
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作品賞 (ドラマ部門) |
「メディア王」
(第4期=ファイナル・シーズン) ※2年連続、3度目の受賞 |
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作品賞 (リミテッド部門) |
「BEEF/ビーフ」 | 詳細▼ |
作品賞 (コメディ部門) |
「一流シェフのファミリーレストラン」
(第1期) |
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主演男優賞 (ドラマ部門) |
「メディア王」
キーラン・カルキン |
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主演女優賞 (ドラマ部門) |
「メディア王」
サラ・スヌーク |
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主演男優賞 (リミテッド部門) |
「BEEF/ビーフ」
スティーブン・ユァン |
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主演女優賞 (リミテッド部門) |
「BEEF/ビーフ」
アリ・ウォン |
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主演男優賞 (コメディ部門) |
「一流シェフのファミリーレストラン」
ジェレミー・アレン・ホワイト |
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主演女優賞 (コメディ部門) |
「アボット・エレメンタリー」
クインタ・ブランソン |
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授賞式は2024年1月16日に行われました。俳優と脚本家のストライキの影響で4か月遅れての開催でした。今回の選考対象は、2022年6月~2023年5月に米国で放映された作品です。
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ドラマ部門
リミテッド・シリーズ部門
テレビ映画部門
コメディ部門
2023年 ドラマ部門 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 (ドラマ部門) |
「メディア王~華麗なる一族」
(第4期,ファイナル/HBO) 原題:サクセッション 【配信:U-NEXT】 ※米国のメディア企業(架空)の後継者争いを描く現代劇のファイナル・シーズン。 ついにメディア王ローガン・ロイの後任が決まる。 原題は「サクセッション(継承)」。シーズン「1」がエミー作品賞にノミネートされたものの、 「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」に敗れて受賞は逃した。 その後の「2」と「3」はいずれも作品賞に輝いた。 シーズン4の批評家の支持率(ロッテン・トマト)は97%で、シーズン3と同じスコアとなった。「最終話まで勢いを保った」との評価が多い。ジェシー・アームストロングの息を呑むような正確な脚本により、まだ残っている欠落を埋め、全てのキャラクターの運命を見事な1時間30分の緊張、恐怖、感情の経験で封印した。 後継者の有力候補と見られていた3人の子供。 すなわち、次男ケンダル(ジェレミー・ストロング)、長女シヴ(サラ・スヌーク)、三男ローマン(キーラン・カルキン)。 シーズン4では、このトリオが父親ローガン(ブライアン・コックス)と真っ向から対決することになる。 ドラマチックな展開で、オペラ的な要素もある。 引き込まれるような会話と演技が魅力。 メディア・コングロマリットの邪悪な本質に迫る。 それにしても、企業経営に関するドラマとしてはリアリティがない。 動画集を開く▼<予告編~シーズン1▼><予告編~シーズン4▼> <オープニング曲▼> <挿入歌▼> |
※歴代のドラマ作品賞→ ▲ ドラマ部門の先頭へ |
主演男優賞 (ドラマ部門) |
キーラン・カルキン
「メディア王~華麗なる一族」 ウィキ→ |
※歴代の主演男優賞→ ▲ ドラマ部門の先頭へ |
主演女優賞 (ドラマ部門) |
サラ・スヌーク
「メディア王~華麗なる一族」 ウィキ→ |
※歴代の主演女優賞→ ▲ ドラマ部門の先頭へ |
助演男優賞 (ドラマ部門) |
マシュー・マクファディン
「メディア王~華麗なる一族」 ウィキ→ |
※歴代の助演男優賞→ ▲ ドラマ部門の先頭へ |
助演女優賞 (ドラマ部門) |
ジェニファー・クーリッジ
「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」 ウィキ→ |
※歴代の助演女優賞→ ▲ ドラマ部門の先頭へ |
2023年 リミテッド・シリーズ部門 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 (リミテッド・シリーズ部門) |
「BEEF/ビーフ 逆上」
(Netflix/制作会社:A24) 【配信:ネトフリ】 ※ブラック・コメディ。 路上の交通トラブルをきっかけとする赤の他人2名の対立(BEEF)を描く。 クリエイター(企画・原案者)は、韓国生まれで米国育ちの脚本家リー・ソンジン(Lee Sung Jin)。 ソンジンはこれまで、テレビドラマ「シリコンバレー」やNetflixアニメ「トゥカ&バーティー」などのコメディ系シリーズに、 脚本家及び共同プロデューサーとして多く参加してきた。 ただ、いずれもシリーズの中の一部のエピソードを担当する役割だった。 ところが本作では、プロジェクト全体を引っ張るクリエイターに就任。 最終話では自ら監督も務めた。 主演は、スティーブン・ユァンとアリ・ウォンのアジア系2人。 ユァンは「ウォーキング・デッド」シリーズで有名な韓国系アメリカ人。 「ミナリ」でアジア系として初めてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。 ウォンは人気コメディアン兼俳優。 日本人のHIKARI(ヒカリ)が第1話、4話、5話の監督を務めた。 制作会社は、ハリウッド映画界で最も勢いのあるA24。 【評価】 ロッテン・トマト:98%(最新→) IMDB:8.1(最新→) メタクリティック:86%(最新→) レターボックス:4.3(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼><町山智浩レビュー▼> <Hikari(監督)インタビュー▼> |
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主演男優賞 (リミテッド&テレビ映画) |
スティーブン・ユァン
「BEEF/ビーフ 逆上」 ウィキ→ |
※歴代の受賞者→ ▲ リミテッド・シリーズ部門の先頭へ |
主演女優賞 (リミテッド&テレビ映画) |
アリ・ウォン
「BEEF/ビーフ 逆上」 ウィキ→ |
※歴代の受賞者→ ▲ リミテッド・シリーズ部門の先頭へ |
助演男優賞 (リミテッド&テレビ映画) |
ポール・ウォルター・ハウザー
「ブラック・バード」 ウィキ→ |
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助演女優賞 (リミテッド&テレビ映画) |
ニーシー・ナッシュ
「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」 |
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2023年 テレビ映画部門 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 (テレビ映画部門) |
「アル・ヤンコビック物語(Weird:The Al Yankovic Story)」
(Roku) 予告編→ |
2023年 コメディ部門 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 (コメディ部門) |
「一流シェフのファミリーレストラン」
(シーズン1、FX) 【配信:ディズニープラス】 ※コメディ。サンドイッチ店が舞台。 若きシェフが高級料理の世界から故郷のシカゴに戻り、 兄の自殺を受けて家族のイタリアンビーフ・サンドイッチ店を経営することになる。 兄は借金とほったらかしのキッチン、手に負えないスタッフを残して亡くなった。 第1シーズンは2022年6月にHuluで初公開された。 第2シーズンは2023年6月公開で、10話構成。 |
※歴代のコメディ作品賞→ ▲ コメディ部門の先頭へ |
主演男優賞 (コメディ部門) |
ジェレミー・アレン・ホワイト
「一流シェフのファミリーレストラン」 |
※歴代の主演男優賞→ ▲ コメディ部門の先頭へ |
主演女優賞 (コメディ部門) |
クインタ・ブランソン
「アボットエレメンタリー」 |
※歴代の主演女優賞→ ▲ コメディ部門の先頭へ |
助演男優賞 (コメディ部門) |
エボン・モス・バクラック
「一流シェフのファミリーレストラン」 |
※歴代の助演男優賞→ ▲ コメディ部門の先頭へ |
助演女優賞 (コメディ部門) |
アヨ・エディバリ
「一流シェフのファミリーレストラン」 |
※歴代の助演女優賞→ ▲ コメディ部門の先頭へ |
部門 | 作品名 |
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アニメ賞 |
「ザ・シンプソンズ」
シーズン34の第6話 「Treehouse Of Horror XXXIII」 【配信:ディズニープラス】 (FOX) |
監督賞 |
<ドラマ部門 監督賞>
マーク・マイロッド監督 「メディア王~華麗なる一族」 4期の3話 『コナーの結婚式』 <リミテッド部門 監督賞> リー・ソンジン監督 「BEEF/ビーフ 逆上」 1期の10話(最終話) 『光の形』 <コメディ部門 監督賞> クリストファー・ストーナー監督 「一流シェフのファミリーレストラン」 1期の7話 『レビュー』 |
リアリティショー賞 (リアリティ番組賞) |
「クィア・アイ 外見も内面もステキに改造」
(シーズン7、Netflix) ※6年連続の受賞 【配信:ネトフリ】 |
コンペティション番組賞 |
「ル・ポールのドラァグ・レース」
(シーズン15) 【配信:ネトフリ】 |
ドキュメンタリー&ノンフィクション特別番組賞 |
「STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー」
(アップル) 【配信:アップル】 <予告編▼> |
子供アニメ賞 (小中学生向け部門) |
「ズートピア+」
(ディズニープラス) 【配信:ディズニープラス】 |
子供アニメ賞 (幼児向け部門) |
「ストーリーボットがこたえるよ」
(Netflix) 【配信:ネトフリ】 |
2023年のエミー賞は、2024年1月16日に開催されました。
日時 | スケジュール |
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選考対象となる作品の放送日 | 2022年6月1日~2023年5月末 |
ノミネート発表 |
【日本時間】
2023年7月13日(木) 【現地時間(米西海岸の夏時間)】 2023年7月12日(水) |
クリエイティブ・エミー賞(マイナー部門や技術部門)の受賞者発表 |
【現地時間(米西海岸の夏時間)】
2023年1月6日(土)、7日(日) |
授賞式(結果発表) |
【日本時間】
2024年1月16日(火) 【現地時間(米西海岸の夏時間)】 2024年1月15日(月) |
事前に有力視されていながら、ノミネートから漏れた作品・人物の一覧です。
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