エミー賞の「リミテッド・シリーズ部門」の作品賞の一覧です。 歴代の受賞作とノミネートをリストにしています。
年 | 受賞作 | 詳細 |
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2024 | 「私のトナカイちゃん」 | 詳細▼ |
2023 | 「BEEF/ビーフ 逆上」 | 詳細▼ |
2022 | 「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」 | 詳細▼ |
2021 | 「クイーンズ・ギャンビット」 | 詳細▼ |
2020 | 「ウォッチメン」 | 詳細▼ |
2019 | 「チェルノブイリ」 | 詳細▼ |
2018 | 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」 | 候補▼ |
2017 | 「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」 | 候補▼ |
2016 | 「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」 | 候補▼ |
2015 | 「オリーブ・キタリッジ」 | 候補▼ |
2014 | 「ファーゴ1」 | 候補▼ |
近年、対象作品のクオリティーが高くなり、注目度が上昇している賞です。 ドラマ作品賞、コメディ作品賞とともに「主要3部門」の一角になっています。 リミテッド・シリーズ部門とは、テレビ番組のうち、一つのクール(1シーズン)で結末を迎えるドラマのことです。 「限定シリーズ」とも呼ばれます。 通常のドラマは、シーズンが変わっても登場人物や設定が同じですが、 リミテッド・シリーズはいったん完結します。 1話で終わらずに2話以上続くことも条件になります。 部門(カテゴリー)としては1973年に創設されました。 2014年までは「ミニシリーズ部門」と呼ばれており、シーズンをまたいだドラマも対象となっていました。 2015年からは、対象作品の範囲が狭くなり、シーズン完結型の作品だけが対象となっています。 2011年から2013年までは、一時的に「テレビ映画部門」と1本化されていました。(アワード編集部 小山守生)
| 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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2024 |
「私のトナカイちゃん」
![]() (Netflix) 【配信:ネトフリ】 ※全7話 無名のお笑い芸人が、女性ストーカーにつきまとわれる心理スリラー喜劇。 英国コメディアンのリチャード・ガッドが自らの経験に基づき、 脚本と主演を務めた。 Netflixの全世界ランキングで7週連続で1位を獲得。 本年度最大のサプライズな成功作になった。 |
2024年の全部門→ |
2023 |
「BEEF/ビーフ 逆上」
(Netflix/制作会社:A24) ![]() 【配信:ネトフリ】 ※ブラック・コメディ。 路上の交通トラブルをきっかけとする赤の他人2名の対立(BEEF)を描く。 クリエイター(企画・原案者)は、韓国生まれで米国育ちの脚本家リー・ソンジン(Lee Sung Jin)。 ソンジンはこれまで、テレビドラマ「シリコンバレー」やNetflixアニメ「トゥカ&バーティー」などのコメディ系シリーズに、 脚本家及び共同プロデューサーとして多く参加してきた。 ただ、いずれもシリーズの中の一部のエピソードを担当する役割だった。 ところが本作では、プロジェクト全体を引っ張るクリエイターに就任。 最終話では自ら監督も務めた。 主演は、スティーブン・ユァンとアリ・ウォンのアジア系2人。 ユァンは「ウォーキング・デッド」シリーズで有名な韓国系アメリカ人。 「ミナリ」でアジア系として初めてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。 ウォンは人気コメディアン兼俳優。 日本人のHIKARI(ヒカリ)が第1話、4話、5話の監督を務めた。 制作会社は、ハリウッド映画界で最も勢いのあるA24。 【評価】 ロッテン・トマト:98%(最新→) IMDB:8.1(最新→) メタクリティック:86%(最新→) レターボックス:4.3(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼><町山智浩レビュー▼> <Hikari(監督)インタビュー▼> |
2023年の全部門→ |
2022 |
「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」
(HBO) ![]() 【配信:U-NEXT ![]() 名前の架空のリゾートを舞台にしたコメディ。風刺のきいた悲喜劇。伝統的な社交性の表面が解け、人種、階級、性別によって煽られる力の闘争が日常生活の中で巻き起こる様子を描いた。 クリエイターは、人気俳優で、かつ優秀な脚本家・監督でもあるマイク・ホワイト。映画「スクール・オブ・ロック」の脚本や出演などで有名。 全6話。本作が成功したため、翌年からシリーズ化された。 予告編→ |
2022年の全部門→ |
2021 |
「クイーンズ・ギャンビット」
(Netflix) 予告編→ 動画配信(Netflix)→ ![]() ※身寄りのない天才少女が主人公。男性優位のチェスの世界で奮闘する。ネットフリックのランキングで、全国60か国で1位になった。 |
2021年の全部門→ |
2020 |
「ウォッチメン」
(HBO) 動画配信(字幕版:Amazon)→ 動画配信(吹替版:Amazon)→ アメコミ「ウォッチメン」が原作。 漫画のキャラクターや設定に、 人種差別などの社会テーマを取り入れ、 独創的な物語になっている。 1921年に米国南部のオクラホマ州タルサ市で起きた「タルサ虐殺事件」が、 登場人物のルーツの一つとなる。 この事件は、黒人の町として栄えていた地区を、白人が襲撃。多数の死者を出した。 |
2020年の全部門→ |
年 | 受賞 | ノミネート |
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2019 |
「チェルノブイリ」
(HBO) 予告編→ 動画配信(字幕版/Amazon)→ 動画配信(吹替版/Amazon)→ 全5話。世界のドラマ史上、最高傑作と評価する声もある。ノンフィクション。 このドラマの大成功により、チェルノブイリ原発の周辺は多くの観光客がツアーで訪れるようになった。ツアーの目玉は、ドラマの舞台にもなった人口5万人の原発城下町プリピャチ。旧ソ連時代の生活を感じることができる。2019年に訪れた観光客らは十数万人。8割が外国人で、英国やポーランド、ドイツ、米国からが多かったという。 |
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2018 | 「アメリカン・クライム・ストーリー / ヴェルサーチ暗殺」
(FX) 予告編→ 動画配信(字幕版/Amazon)→ 動画配信(吹替版/Amazon)→ |
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2017 | 「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」 予告編→ Amazon→ |
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2016 | 「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」 予告編→ Amazon→ |
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2015 | 「オリーブ・キタリッジ」 予告編(字幕なし)→ |
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2014 | 「ファーゴ1」 予告編→ 字幕版(Amazon)→ 吹替版(Amazon)→ |
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