プライムタイム・エミー賞の「リミテッド・シリーズ部門」の作品賞(Outstanding Limited Series)の一覧です。 歴代の受賞作とノミネートをリストにしています。 近年、対象作品のクオリティーが高くなり、注目度が上昇している賞です。 ドラマ作品賞、コメディ作品賞とともに「主要3部門」の一角になっています。 リミテッド・シリーズ部門とは、テレビ番組のうち、一つのクール(1シーズン)で結末を迎えるドラマのことです。 「限定シリーズ」とも呼ばれます。 通常のドラマは、シーズンが変わっても登場人物や設定が同じですが、 リミテッド・シリーズはいったん完結します。 1話で終わらずに2話以上続くことも条件になります。 部門(カテゴリー)としては1973年に創設されました。 2014年までは「ミニシリーズ部門」と呼ばれており、シーズンをまたいだドラマも対象となっていました。 2015年からは、対象作品の範囲が狭くなり、シーズン完結型の作品だけが対象となっています。 2011年から2013年までは、一時的に「テレビ映画部門」と1本化されていました。(アワード編集部 小山守生)
Tweet年 | 受賞者 | ノミネート |
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2020 |
「ウォッチメン」
(HBO) 動画配信(字幕版:Amazon)→ 動画配信(吹替版:Amazon)→ アメコミ「ウォッチメン」が原作。 漫画のキャラクターや設定に、 人種差別などの社会テーマを取り入れ、 独創的な物語になっている。 1921年に米国南部のオクラホマ州タルサ市で起きた「タルサ虐殺事件」が、 登場人物のルーツの一つとなる。 この事件は、黒人の町として栄えていた地区を、白人が襲撃。多数の死者を出した。 |
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年 | 受賞者 | ノミネート |
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2019 |
「チェルノブイリ」
(HBO) 予告編→ 動画配信(字幕版/Amazon)→ 動画配信(吹替版/Amazon)→ 全5話。世界のドラマ史上、最高傑作と評価する声もある。ノンフィクション。 このドラマの大成功により、チェルノブイリ原発の周辺は多くの観光客がツアーで訪れるようになった。ツアーの目玉は、ドラマの舞台にもなった人口5万人の原発城下町プリピャチ。旧ソ連時代の生活を感じることができる。2019年に訪れた観光客らは十数万人。8割が外国人で、英国やポーランド、ドイツ、米国からが多かったという。 |
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2018 | 「アメリカン・クライム・ストーリー / ヴェルサーチ暗殺」
(FX) 予告編→ 動画配信(字幕版/Amazon)→ 動画配信(吹替版/Amazon)→ |
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2017 | 「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」 予告編→ Amazon→ |
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2016 | 「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」 予告編→ Amazon→ |
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2015 | 「オリーブ・キタリッジ」 予告編(字幕なし)→ |
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2014 | 「ファーゴ1」 予告編→ 字幕版(Amazon)→ 吹替版(Amazon)→ |
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